機内での恐怖 の管理
エール フランス航空は、飛行機恐怖症の克服を支援するために2つのソリューションをご提案しています。
- 航空学に関する教育コンテンツや没入型シミュレーション演習を含む仮想現実プログラムは、30日間をかけてご自宅で、ご自分のリズムで自主的に実行していただけます。
- パリ・シャルル・ド・ゴール空港にお越しいただいて行う1日の研修「 飛行機を思いのままに 」は、航空学のプロフェッショナルによる講習後、シミュレーターをジャッキに接続して「 コックピット {」でシミュレーションを行います。
パイロット技術 養成 センターにおける研修
心理学者との事前面談 研修にお申込みの際、恐怖の発生状況、性質、強度を特定するためのアンケートが送られます。 次のステップとして、研修の前月にアンチストレスセンターの心理学者が、機密の個人面談の一環でご連絡を差し上げます。 この面談は、アンケート時に始められた内省の作業を掘り下げ、ご自分の恐怖の特異性について考察する機会となります。 これらの準備ステップにより、研修当日は教育コンテンツの吸収度を向上できるようになります。 この面談は研修の前提条件です。
飛行機の知識を向上するための理論講座 研修の第1部は複数のプロフェッショナルによる講義を含みます:
- 航空ストレスの専門家が、ストレスの生理学的・心理学的メカニズムを説明し、呼吸、筋肉、精神面でのリラックス演習の実践を指導します。
- スチュワーデスまたはスチュワードが自分の職務、訓練、フライトのセキュリティおよび安全性における役割について説明します。
- パイロットが航空力学の原則をお教えし、航空学の手ほどきを行います。 「エアポケット」の謎を明かし、乱気流の現象を説明し、飛行機がどのような仕組みで飛ぶのかを説明します…
この機会にすべての講師、エールフランス航空の現職客室乗務員がご質問にお答えします。
新しい知識を実践するためのシミュレーター 理論の後は、パリ・シャルル・ド・ゴール空港のエール フランス航空養成センターに設置されたコックピットの精密な模型、3軸のフライトシミュレーターにお乗りいただきます。 ここでご体験いただくのが:
- 通常のフライト条件による飛行機の動き。
- 様々な気象条件および緊急手順のシチュエーション。
この実践体験で乗務員の業務の方法論を実際に見て、具体的なフライト体験をすることができます。 これによりご自分の先入観を認識し、捨て去ることができるようになります。 シミュレーターから出た時点で、乗務員およびソフロロジストと報告会を行い、その日の感想を話し合う機会があります。
研修後に個別の継続管理 研修後、センターのチームがご相談に対応します。 フライトの体験談を弊社にお聞かせいただくことで、つながりを維持していただけると理想的です。 研修後12カ月間、エール フランス航空、Hopまたはトランサヴィアでの各フライトの際に、メールで推薦状をリクエストできます。 乗務員チームはこの推薦状により、お客様が弊社のアンチストレスセンターの研修を受けられたことが分かります。 これにより弊社の客室乗務員は機内でお客様を容易に識別し、お客様が安心してフライト体験をされるよう、必要に応じてサポートさせていただきます。
お申し込み
研修者の声
研修後またはフライトの体験後、多数の参加者から体験を共有していただきました。 研修者の体験をつづった手紙やメールの一部を以下にご覧ください。 「 研修時の質の高い応対と聞き入れ体制に感謝いたします。 自分が咎められていると感じたことは片時もなく、それどころか、機内での地獄のようなストレスのスパイラルの『解除』プロセスについて耳を傾け、サポートしていただきました。 」 「研修後 初めての旅がうまく行って、とても驚いています。 これもすべて、研修のおかげで飛行中に起こるすべてのことを理解しているからに他なりません… 」「 研修が本当に効果的であると自信をもって証言できます。 研修後私は飛行機に乗り、至極快適に過ごしました。 往路は最初とてもストレスでしたが、すぐに安心できました。 驚くほどの進歩です… 」 「海外に契約の署名に行くのがもう怖くありません。 良かったです! フライトはとても順調に進み、アンチストレス研修中にいただいたアドバイスを実践することができました。 」「アンチストレス研修を受け、アムステルダムへの旅の準備について電話でお話ししました。 往路の旅は御社のアドバイスのおかげでとても順調に運びました。 これほどリラックスして旅行できることが奇跡的だったので、目的地に着いた時には上機嫌でした。 」 「ニュー ヨークに発ちましたが全く怖くなく、機内では非常にリラックスしていました。 すべてが素晴らしく快適に過ぎました。これも皆様のおかげです。 もう飛行機に乗るのが怖くありません。奇跡です ! 」 「 申し込み時には、研修の結果について懐疑的でした(飛行機に乗ると全身が硬直し、2時間以上のフライトは不可能でした)。しかし研修より15 日後に4 時間のフライトに乗り、すべてが驚くほど快適に過ぎました(フライトを楽しみさえしました)。 研修中はスタッフがひとりひとりの課題に焦点を当てて対応(受講者3名での研修)するため、自ずから効果が高くなります。 ありがとうございました ! 」 「 講師の皆様、ありがとうございました。大変良かったです ニース - サンフランシスコ間のフライトは非常にスムーズに過ぎました。 フライトの最初はストレス度の上昇を感じましたが、研修中に教わったソフロロジーのテクニックのおかげで、落ち着きを取り戻すことができました。 また、飛行中の機体の小さな動きにも、それほど敏感になりませんでした。 機内で完全にリラックスしているとは言えないでしょう(長距離のフライトでもありました)が、明らかな改善があり、今後のフライトでさらに改善していくと思います。 ありがとうございました ! 」
数値化された分析
研修はご予定のフライトの直前に行われるようお勧めいたします。 弊社の研修は通常3カ月前に満席になりますが、空の旅のご予定に最も良く対応できるよう、キャンセル待ちリストを設けております。 2019年および2020年に研修を受けたお客様からのフィードバックは以下の通りです : 研修前の期待内容*:
- 32% 安心度が向上する
- 26% 飛行機に乗れる/再び乗れるようになる
- 23% 航空業界で適用される安全対策を理解する
- 17% 飛行機がどのような仕組みで飛ぶのか、乱気流とは何かなどを理解する
- 16% 「助け」(薬、アルコールなど)なしで飛行機に乗れるようになる
研修後の感想:
- 91%のお客様が研修「飛行機を思いのままに」が期待に応えたと回答
- 96%のお客様が研修を周囲に勧めると回答
- 80%のお客様が、研修「飛行機を思いのままに」が飛行機との関係を大幅に改善することができたと回答
- 83%のお客様が、研修以降少なくとも1便に乗り**、そのフライトの内訳は非常に均整が取れています:
- 短距離路線 34%
- 中距離路線 31%
- 長距離路線 34%
(*) 複数回答可。{br/}( **) 2020年は外出禁止令により、一部のお客様が旅行計画を実行に移せませんでした。